グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



トップ >  近未来こども環境デザイン拠点 >  課題 >  研究開発課題5

研究開発課題5


生体試料を用いた小中高生のすこやかバイオマーカー開発のための技術的検討
研究開発課題リーダー:上島通浩(名古屋市立大学 大学院医学研究科 教授)
参画機関:名古屋市立大学 新東工業(株) (株)アラクス 
研究開発計画
5の課題リーダーは尿を⽤いた環境化学物質のバイオマーカー研究に⼗分な実績を有する。育成型期間では、ヒトの内因性・外因性物質の網羅的測定に必要な、試料前処理法及び尿中濃度の標準化法を開発する。測定対象は、⾷塩、摂取⾷材を反映するレベルでの栄養マーカー(各種有機酸等)、新型たばこを含む受動喫煙、運動・ストレスマーカー、環境化学物質マーカーとする。このうち、⽇常の⾷事を通して摂取する化学物質(殺⾍剤とプラスチック可塑剤)については、既に前処理法を開発済み(⼀部は論⽂化)である。
また、尿中濃度の標準化に不可⽋な、⼦どもの年齢によって⼤きく異なるクレアチニン排泄量の随時尿濃度からの推定式を、現在検討中である。本格型への移⾏後は、⼦ども約3,000⼈を対象とする思春期コホートを設定する。対象者を18歳まで追跡して取得する、⾷事・運動を含む⽣活情報・健康情報を⽤いて、⽣体試料中個別マーカー測定値を統合した「すこやかバイオマーカー」を開発する。この段階で、関連する国⽴研究機関、⾷品流通事業者等の開発研究への参画を追加し、また、社会実装の枠組み検討を開始する。