研究開発課題1
ポストコロナを見据えた心身を健康にする職場・在宅環境のインテリアデザイン開発
研究開発課題リーダー:横山 清子(名古屋市立大学芸術工学研究科 教授)
参画機関:名古屋市立大学、株式会社アイシン、株式会社オカムラ
参画機関:名古屋市立大学、株式会社アイシン、株式会社オカムラ
1. 自動車シートを対象とした刺激付与方法開発のための基礎実験
心身のリフレッシュ機能を付加した自動車シートは一部高級車への搭載が始まっているが、生理・心理指標を用いた客観的な評価が行われていない。多面的な視点での客観評価の結果に基づき、心身それぞれのリフレッシュに効果的な刺激付与部位・方法を開発することで、自動車シート以外への応用展開も視野に入れた社会実装が必須である。
一例としてオフィス椅子については、人間工学的観点からの疲労軽減に寄与する形状設計は実施されているが、リフレッシュ、健康増進のインタラクション機能を付加したものは開発されていない。オフィス椅子に展開するためには駆動方法の低エネルギー化、低価格化の実現が必要である。
一例としてオフィス椅子については、人間工学的観点からの疲労軽減に寄与する形状設計は実施されているが、リフレッシュ、健康増進のインタラクション機能を付加したものは開発されていない。オフィス椅子に展開するためには駆動方法の低エネルギー化、低価格化の実現が必要である。
2. ポストコロナを見据えた心身の健康増進のためのインテリアデザイン開発
これまでのオフィス環境は、人間工学に基づく労働安全衛生の担保、省エネ設計などへの配慮が行われてきた。労働者の心身の健康に配慮したオフィス環境整備の必要性が認識されてきたことで、健康的なオフィスの新基準としてWell認証が提案されている。心身の健康増進に寄与する労働環境デザインにおいて、これまでの基準を参考にさらに新たな評価指標の開発と、それに対応したプロダクト、インターフェースデザインが必要となる。また、ウィズコロナで一般化し、アフター・コロナにおいても普及が進むと考えられる在宅ワークを対象とした労働環境デザイン研究はほとんど行われていない。ウィズ/ポストコロナにおいて、在宅における労働環境デザインも重要課題である。